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小林よしのり
2023.2.4 07:21日々の出来事

わしの喋りが一番冴える条件

わしの喋りが一番冴えるのは、酒飲みながら、秘書と
話している時だ。
秘書みなぼんは泉美さんよりもっとケラケラよく笑う
から、調子に乗って暴言だらけになる。
そのお喋りの中には哲学的な話もあるが、秘書はよく
理解してくれる。

秘書は自分のことを全く喋らない得体のしれない奴で、
今でも何を考えているか分からないのだが、わしの
思想的な考えや作品は、よく理解してくれている。

けれども、自分本位で、わしのことを置き去りにして
とっとと先に歩いて行ったりする。
そしてわしは迷子になって途方に暮れる。
美味いモノ食ったら、とっとと帰りたがる。
無意味に散歩したり、カラオケしたり、意味のない時間
を過ごすなら、1人になりたい人間だ。
ある意味、超個人主義で、超オタクなのだ。

介護には向いていない。寝たきりになったら、わしは
うっかり放置されて、すぐ死ねるだろう。
わしほどめんどくさい奴はいないので、残念ながら
わしの面倒は妻しか見れないのが不安だ。
本音はあと2人、愛のある介護ができる女が欲しい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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